金食虫(読み)かねくいむし

精選版 日本国語大辞典 「金食虫」の意味・読み・例文・類語

かねくい‐むし かねくひ‥【金食虫】

〘名〙
① 働きや収入がなく、金のかかる人を虫にたとえていう語。
良人自白(1904‐06)〈木下尚江〉中「気が利かねへだの、ノロマだの、金食虫(カネクヒムシ)だの、貧乏神だのと」
衣服などに贅沢(ぜいたく)を尽くし、やたらに金銭を浪費する人を虫にたとえていう語。製作運営に莫大な費用がかかる建造物組織などにもいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android