金魚藻(読み)きんぎょも

精選版 日本国語大辞典 「金魚藻」の意味・読み・例文・類語

きんぎょ‐も【金魚藻】

〘名〙
アリノトウグサ科の水生多年草。北半球暖帯から温帯にかけて広く分布し、日本各地の溝(みぞ)池沼に群生する。金魚鉢に入れて観賞される。茎は細い円柱形でまばらに分枝し、長さ一メートル以上になるものもある。葉は無柄で各節に四個ずつ輪生し、長さ三~八センチメートルの卵形で糸状に羽裂している。夏から秋、水面上に花穂を出し、ごく小さな淡褐色の四弁花を層状に輪生。果実は卵球形でのち四裂する。漢名、聚藻。まつも。ほざきのふさも。《季・夏》 〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
植物まつも(松藻)」の俗称。

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デジタル大辞泉 「金魚藻」の意味・読み・例文・類語

きんぎょ‐も【金魚藻】

ホザキノフサモ別名 夏》
マツモの俗称。 夏》

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動植物名よみかた辞典 普及版 「金魚藻」の解説

金魚藻 (キンギョモ)

植物。アリノトウグサ科の沈水性多年草。ホザキノフサモの別称

金魚藻 (キンギョモ)

植物。マツモ科の沈水性多年草。マツモの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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