きん‐りょう【金龍】
- [ 1 ] 〘 名詞 〙
- ① 金色の龍。また、月光を反射してきらめく川面などをたとえていう。
- [初出の実例]「金龍(キンレウ)に駕して、大井河の畔に逍遙しおはします」(出典:太平記(14C後)二四)
- [その他の文献]〔景徳伝燈録‐一〕
- ② 転じて、太陽。日。⇔玉兎。
- [初出の実例]「はくうんふかき所きんれうをどる」(出典:車屋本謡曲・放下僧(1464頃))
- [ 2 ] ⇒きんりゅう(金龍)[ 二 ]
きん‐りゅう【金龍】
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 ⇒きんりょう(金龍)[ 一 ]
- [ 2 ] 江戸時代、浅草の待乳(まつち)山聖天宮をさす語。
- [初出の実例]「金龍開レ閣誰家宴、玉女凌レ波何処遊」(出典:南郭先生文集‐二編(1737)四・遊牛頭寺)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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