釜滝村(読み)かまたきむら

日本歴史地名大系 「釜滝村」の解説

釜滝村
かまたきむら

[現在地名]野上町釜滝

西野にしの村の西南、流れを南に変えた真国まくに川の西側に位置する。この河床には大小の甌穴(ポットホール)が見られ、この地方ではこれを釜とよび、滝のような懸流になっているのが村名の起源であろう。西北柴目しばめ村から鳥居とりい峠を越え真国川に沿って高野山に向かう街道が通り、また村内金剛こんごう寺の薬師に参詣する者が多く、「続風土記」は「旅舎も五、六戸あり」と記している。中世の高野山領志賀野しがの庄に含まれ、近世も高野山領。天保郷帳によると石高は四六石余。「続風土記」は家数三三、人数一四〇、神社として八王子社と小祠四社(弁財天社・塞ノ森ほか)を記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む