針桑(読み)ハリグワ

デジタル大辞泉 「針桑」の意味・読み・例文・類語

はり‐ぐわ〔‐ぐは〕【針桑/×柘】

クワ科の落葉小高木。枝にとげがあり、葉は長楕円形雌雄異株で、6月ごろ開花。雄花淡黄色球状につく。実は赤く熟す。朝鮮中国原産で、葉を蚕が食べるので桑の代用にする。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「針桑」の意味・読み・例文・類語

はり‐ぐわ‥ぐは【針桑】

  1. 〘 名詞 〙 クワ科の落葉小高木。中国および朝鮮原産で、庭などに植えられる。高さ三~八メートル。枝は方形で、葉腋からとげを出す。葉は卵形倒卵形または楕円形でしばしば浅く三裂する。雌雄異株で葉腋に小さな淡黄色の単性花を径約一センチメートルの球状につける。果実球形集合果で赤く熟す。葉を蚕の飼料に用いる。〔日本植物名彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「針桑」の解説

針桑 (ハリグワ)

学名Cudrania tricuspidata
植物。クワ科の落葉小高木

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android