20世紀日本人名事典 「鈴木清一」の解説
鈴木 清一
スズキ セイイチ
昭和期の経営者 ダスキン会長。
- 生年
- 明治44(1911)年12月21日
- 没年
- 昭和55(1980)年8月22日
- 出生地
- 愛知県
- 本名
- 鈴木 清市
- 学歴〔年〕
- 東京中央商〔昭和4年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 国際フランチャイズチェーン協会栄誉殿堂賞〔昭和62年〕
- 経歴
- 幼い頃から病弱で、蠟問屋に勤めたが、2年後に肋膜で倒れる。養母の看護により回復し、その影響により金光教に入信し、昭和13年には修巻団体である一灯園に参加。ここで“損と得とがあれば損の道を行く”“他人に対して喜びのタネまきをする”など理念を体得、“祈りの経営”と呼ばれる生涯の経営理念となった。19年ケントクを設立、ワックス等を製造するトップ企業とした。38年大阪府でサニクリーン(現・ダスキン)を創業、カナダから化学ぞうきんの技術を導入してレンタル事業を始め、我が国初の本格的なフランチャイズ方式で成功を収めた。また45年には外食産業に進出、米国からの技術導入で“ミスタードーナツ”を設立した。54年ダスキン会長。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報