日本歴史地名大系 「鈴木町代官所跡」の解説 鈴木町代官所跡すずきちようだいかんしよあと 大阪府:大阪市東区鈴木町鈴木町代官所跡[現在地名]東区法円坂町大坂城の南、鈴木町の続地の久宝寺橋(きゆうほうじばし)筋北側にあり、谷町(たにまち)代官所と並び称された大坂代官所。鈴木町はもと上堺(うえさかい)町に含まれ、鈴木町への改称は代官鈴木三郎九郎(重祐)にちなむと考えられる。明暦元年(一六五五)の大坂三郷町絵図に同人の名が記される。鈴木重祐は畿内の代官として延宝年間(一六七三―八一)の河内国支配帳にもみえるが、その父重成も徳川家康に仕えて大坂の陣に参戦、陣後代官の職にあった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by