鈴木町代官所跡(読み)すずきちようだいかんしよあと

日本歴史地名大系 「鈴木町代官所跡」の解説

鈴木町代官所跡
すずきちようだいかんしよあと

[現在地名]東区法円坂町

大坂城の南、鈴木町の続地の久宝寺橋きゆうほうじばし筋北側にあり、谷町たにまち代官所と並び称された大坂代官所。鈴木町はもと上堺うえさかい町に含まれ、鈴木町への改称は代官鈴木三郎九郎(重祐)にちなむと考えられる。明暦元年(一六五五)大坂三郷町絵図に同人の名が記される。鈴木重祐は畿内の代官として延宝年間(一六七三―八一)の河内国支配帳にもみえるが、その父重成も徳川家康に仕えて大坂の陣に参戦、陣後代官の職にあった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

106万円の壁

会社員に扶養されるパートら短時間労働者は年収106万円以上になると厚生年金保険料などの負担が生じて手取りが減る。将来の年金額は手厚くなるが、働き控えを招く「壁」とされ、企業の人手不足の要因となる。厚...

106万円の壁の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android