鈴法寺跡(読み)れいほうじあと

日本歴史地名大系 「鈴法寺跡」の解説

鈴法寺跡
れいほうじあと

[現在地名]青梅市新町

新町しんまちにあった普化宗寺院。慶長一八年(一六一三)新町村開発を推進した吉野織部之助が起立したとされる。織部之助は旧知の普化僧月山養風を招請、これを開山として廓嶺山虚空院鈴法寺を創立した(「仁君開村記」吉野家文書)本尊阿弥陀如来。享保五年(一七二〇)の新町村明細帳(同文書)虚無僧寺とあり、除地五反六畝余(付薬師支配)。この薬師は境内にある九尺四方の薬師堂(現在は東禅寺境内)に安置されていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android