鉄損(読み)テッソン

デジタル大辞泉 「鉄損」の意味・読み・例文・類語

てっ‐そん【鉄損】

変圧器電動機などの鉄心部分電力が熱となって消費されること。鉄損失

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精選版 日本国語大辞典 「鉄損」の意味・読み・例文・類語

てっ‐そん【鉄損】

  1. 〘 名詞 〙 変圧器・モーターなどの鉄心の部分で、磁気ヒステリシス渦電流のために電力が熱となって消費されること。〔電気工学ポケットブック(1928)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鉄損」の意味・わかりやすい解説

鉄損
てつそん
iron loss; core loss

電動機や発電機などの回転電気機器,電磁石などにおいて鉄心を交流で励磁するときに,鉄心部に生じる損失をいう。ヒステリシス損渦電流損とから成る。 (→電機子 )

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改訂新版 世界大百科事典 「鉄損」の意味・わかりやすい解説

鉄損 (てっそん)

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世界大百科事典(旧版)内の鉄損の言及

【損失】より

…電気機器においては,有効に利用されずに失われる電力および動力を損失といい,損失がわかれば効率efficiencyは次式で算出される。損失には銅損,鉄損,漂遊負荷損があり,回転機ではさらに機械損がある。銅損(抵抗損ともいう)はI2R(Iは電流,Rは抵抗)の形で銅線中でジュール熱として発生する損失,鉄損は鉄心中の磁束が時間的に変化するときに磁気ヒステリシスおよび渦電流に基づいて発生する損失,機械損は静止部分と回転部分との間の摩擦(軸受部とブラシの部分で起こる)および回転部分の扇風作用による損失であり,漂遊負荷損は以上の各損失に含まれない損失である。…

※「鉄損」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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