銀山跡(読み)ぎんざんあと

日本歴史地名大系 「銀山跡」の解説

銀山跡
ぎんざんあと

[現在地名]柳津町軽井沢

軽井沢かるいざわ村の南西一二町にある銀山跡で、軽井沢銀山ともよばれる。「新編会津風土記」には「元和元年本村の農民善吉と云者、始て坑を穿ち、銀を掘採る、年を経て出ること弥々多し、諸国よりも人多く集り、小屋千軒かけわたし、毎月四十貫づゝ出でしといふ、寛文の頃まで小屋数猶七十軒あり、いまは僅の小屋存するのみなり、昔繁栄の時は、本村及逆瀬川等は駅所にて往来も多かりしとぞ」とある。西山にしやま温泉郷とよばれる五畳敷ごじようじき村・砂子原すなこはら村の諸温泉宿は坑夫で繁盛し、また各地に水茶屋も置かれまねばやし(砂子原)傾城沢けいせいざわ(湯八木沢)などの地名が今も残る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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