銭函本道(読み)ぜにばこほんどう

日本歴史地名大系 「銭函本道」の解説

銭函本道
ぜにばこほんどう

札幌と小樽市銭函を結ぶ道路。「北海道志」では後志国の項に「札幌道」、石狩国の項に「後志道」とある。幕末にサッポロ越新道、あるいは千歳越新道などとよばれた道筋の札幌―銭函間にあたり、現在の主要道道宮の沢みやのさわ―北一条線(旧国道五号)と国道五号の原型となった。明治二年(一八六九)に開拓判官島義勇が札幌本府の建設を開始した際に、合せて札幌―銭函間の道路整備を行っている。しかし雪中の工事であったため、途中の湿地帯は融雪後の通行に差支えるような状態であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む