銭室塚古墳(読み)ぜにむろづかこふん

日本歴史地名大系 「銭室塚古墳」の解説

銭室塚古墳
ぜにむろづかこふん

[現在地名]黒羽町北滝

北滝きたたきの北部那珂川左岸段丘上にある。段丘の標高は約一四五メートル、南・西に水田が開ける。現在二段に築造されている円墳一基のみ残る。露出している横穴式石室下段に築かれている。下段の直径は二五メートル内外、高さは約二メートル、上段は径約一八メートル、高さが二・五メートル。径約六メートルの墳頂はいくぶん南下がりの平坦面で、都合高さ四・五メートルの截頭円錐形を示す。石室は南に開口する両袖形で、壁は那珂川の河原石の小口積みである。長さは約八・八五メートル、うち玄室の長さは六・三五メートル、奥壁の間口一・二メートルで胴張りである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む