鋒矢(読み)ホウシ

デジタル大辞泉 「鋒矢」の意味・読み・例文・類語

ほう‐し【×鋒矢】

兵法で、陣立ての一。足軽を「∧」の形に並べ、その後ろに騎馬武者を「一」の字を縦にした形にそろえ、機をみて足軽が左右に開き、騎馬武者が突進するもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鋒矢」の意味・読み・例文・類語

ほう‐し【鋒矢】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ほこと矢。また、するどく速い矢。〔史記‐蘇秦伝〕
  3. ほうしがた(鋒矢形)」の略。
    1. [初出の実例]「鋒矢をあらはし、切崎をそろへて、打てかかりければ」(出典:応仁記(15C後)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「鋒矢」の読み・字形・画数・意味

【鋒矢】ほうし

刀と矢。〔史記、秦伝〕齊の地、方二千餘里、帶甲數十。~むこと鋒矢の如く、戰ふこと雷霆(らいてい)の如く、解くこと風雨の如し。

字通「鋒」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android