鋤木田村(読み)すいきだむら

日本歴史地名大系 「鋤木田村」の解説

鋤木田村
すいきだむら

[現在地名]赤池町上野あがの

彦山川中流右岸に位置し、南東上野村中世金田かなだ庄のうちで、志生木田村・志生田村とも記される。元亨元年(一三二一)四月八日の源某譲状(青柳種信資料/鎌倉遺文三六)によると、金田庄内の弁城べんじよう(現方城町)と「志生田村」が金田庄の領家職を有していた正二位源某(当時、正二位は頼言の父雅憲と兄雅康がいる)から頼言に譲与された。正平一二年(一三五七)金田村・上野村などの金田庄領家分が地頭らによって押領されているが、当村と弁城村だけは当知行とされていたらしい(同年九月日「金田庄領家分押領地頭等交名注文」同資料/南北朝遺文(九州編)四)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android