鋤鼻器(読み)ジョビキ

最新 地学事典 「鋤鼻器」の解説

じょびき
鋤鼻器

vomeronasal organ

一般の嗅覚器とは別の特殊嗅覚器官で,両生類・爬虫類・哺乳類が有する,鼻腔内の鼻中隔を挟んだ両側にある網嚢状の管構造の器官。ヤコブソン器官とも。哺乳類では口蓋前端にある切歯孔を通して口蓋の切歯乳頭に開口する。ヘビやトカゲでは突出させた舌を戻して鋤鼻器に当て臭いを嗅ぐ。哺乳類では異性間の信号物質フェロモンを嗅ぐために特殊化している。その際に口唇をまくり上げる行動をフレーメンという。ヒトなど霊長類では発生段階に見られるが退化的である。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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