鋸盤(読み)ノコギリバン

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「鋸盤」の意味・読み・例文・類語

のこぎり‐ばん【鋸盤】

  1. 〘 名詞 〙 のこぎりを動力によって回転または往復運動させ、木材や金属を切断する工作機械。のこ盤。〔自動車読本(1947)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「鋸盤」の意味・わかりやすい解説

鋸盤
のこばん

金属、木材、その他の材料を切断するための工作機械。種類としては、弓鋸盤、帯(おび)鋸盤、丸鋸盤糸鋸盤などがある。このなかで、帯鋸盤は、高速で使用できるため加工能率が高く、また速度、送りが可変であるので、各種材料に対して最適な条件を設定することができるという特長をもっている。また、糸鋸盤は、細い針金状の鋸刃を用いるので、板を曲線形状に切り抜くなどの細かい細工仕事ができる特長がある。

[清水伸二]


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世界大百科事典(旧版)内の鋸盤の言及

【金切りのこ】より

…手動工具としてのハンド弓のこと動力を用いる工作機械としての金切りのこ盤がある。後者は単にのこ盤あるいはのこぎり盤と称されることも多く,のこ刃の切削運動から,弓のこ刃の直線往復運動によって切断を行う弓のこ盤,環状の帯のこ刃の回転・直線運動によって切断を行う帯のこ盤および丸のこ刃の回転運動によって切断を行う丸のこ盤に大別される。いずれも原理的には木材用の木工のこ盤と同じであるが,弓のこ盤の場合,押し行程で切削を行う点が木工のものと異なる。…

※「鋸盤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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