鋼玉岩(読み)こうぎょくがん(その他表記)corundolite

岩石学辞典 「鋼玉岩」の解説

鋼玉岩

大部分コランダムからなる粒状組織を示す岩石で,エメリーemery)岩などがある.鋼玉主成分として,多少の磁鉄鉱赤鉄鉱と他に鉄尖晶石,黒雲母,ルチルなどが含まれる.このような岩石はダイアスポアラテライトのようなAl2O3に富む岩石から変成したものと,花崗岩ペグマタイトに関連して生成したものなどがある.[Wadsworth : 1893, 渡辺編 : 1935].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

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