鍋倉神社(読み)なべくらじんじや

日本歴史地名大系 「鍋倉神社」の解説

鍋倉神社
なべくらじんじや

[現在地名]桜井市大字初瀬

与喜よき(天神山)の西麓、素盞雄すさのお神社境内南東隅に鎮座祭神大倉姫おおくらひめ命・素盞男命。もとは同じく初瀬の与喜天満よきてんま神社境内にあり、背後にうぐいす塚と称する古墳があったと伝え、明治四一年(一九〇八)素盞雄神社に合祀されたとみられる(神社明細帳)。「延喜式」神名帳の城上しきじよう郡「堝倉ナベクラノ神社」に比定される。長谷寺密奏記(内閣文庫蔵大乗院文書)に「鍋倉神東山ノ頂ニ坐シ御ス」とみえ、当初、与喜山頂に鎮座したことを記し、伴信友も与喜社の上の山に堝倉明神があると記すが(神名帳考証)、確かではない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む