デジタル大辞泉 「鍬平」の意味・読み・例文・類語 くわ‐びら〔くは‐〕【×鍬平】 1 鍬の柄を除いた鉄の部分。2 足のくるぶしから先の部分。「お草臥くたばりであるべいに、お―出しめされい」〈仮・東海道名所記・四〉3 「鍬平足あし」の略。「あづま育ちの女の足の―が直るにもあらず候ふ」〈浮・文反古・五〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「鍬平」の意味・読み・例文・類語 くわ‐びら くは‥【鍬平】 〘名〙① 鍬から柄を除いた鉄の部分。鍬先。※新猿楽記(1061‐65頃)「手如二鉄一、足如二鍬枚(くはヒラ)一」② 足のくるぶしから先の部分。※玉塵抄(1563)一八「そこの者はあしがうまれつきに両の足のくわびらが左り右えくみあわせたやうにわにあしにあるくほどに云ぞ」③ 「くわびらあし(鍬平足)」の略。※浮世草子・万の文反古(1696)五「あづまそだちの女の足の鍬平(クワビラ)がなをるにもあらず候」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報