岩石学辞典 「鍾状貫入岩」の解説 鍾状貫入岩 底盤の大きさの貫入岩体の屋根部から上方に突き出た小さなドームまたは岩株のような突起の名称である.ある岩株やボスは,部分的に露出している底盤のキュポラと考えられる.この語は,環状岩脈や円錐岩床などが多数あると考えられる火成岩中心の下にあると想像される仮想的なドーム形のマグマ溜まりを記述する際に用いられた[Daly : 1933, Thomas : 1930].底盤体の一部が突出して岩瘤状または岩株状をなす貫入岩をいう[渡辺編 : 1935].キュポラ(cupola)は丸屋根,丸天井,溶鉱炉などのことである. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報