鎌倉山城跡(読み)かまくらやまじようあと

日本歴史地名大系 「鎌倉山城跡」の解説

鎌倉山城跡
かまくらやまじようあと

[現在地名]奈義町馬桑

菩提ぼだい寺の南東にある中世山城馬桑まぐわ集落から南西の山上にあり、城跡から南一帯の展望がよい。有元忠勝が建長三年(一二五一)鎌倉に行き、北条時頼から小吉野こよしの庄を与えられたと伝え、「東作誌」では北条時頼が廻国したとき、しばらくとどまったことから鎌倉山と称したという。同書に江原氏在城とあるのは誤伝で、江原氏は宇喜多氏の将として久米くめ郡に勢力があったがこの地域には拠っていないという(美作古城史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android