デジタル大辞泉
「鎌倉山」の意味・読み・例文・類語
かまくら‐やま【鎌倉山】
神奈川県鎌倉市周辺の山。[歌枕]
「薪伐る―の木垂る木をまつと汝が言はば恋ひつつやあらむ」〈万・三四三三〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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かまくら‐やま【鎌倉山】
- 神奈川県鎌倉市周辺の山。また、単に鎌倉をさす場合や、鶴岡八幡宮付近の山に限定する場合もある。現在は大仏西方の丘陵地をいう。
- [初出の実例]「薪樵る可麻久良夜麻(カマクラヤマ)の木垂る木をまつと汝が言はば恋ひつつやあらむ」(出典:万葉集(8C後)一四・三四三三)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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鎌倉山
かまくらやま
「鎌倉志」は鶴岡八幡宮背後の大臣山のこととし、「風土記稿」は鎌倉を取巻く山峰をいい、特定の山ではないとする。「万葉集」巻一四に
<資料は省略されています>
とみえる鎌倉山も特定はできない。ただし、一四世紀には特定の山をさしていたらしく、「夢窓国師御詠草」には「また鎌倉山に、人の住居たる庵に、一夜とまり給ひけるに、軒の松風夜もすから吹けれは、我さきにすみけん人のさひしさを身に聞そふる軒の松かせ」とある。
鎌倉山
かまくらやま
作並地区北子原の広瀬川北岸にある巌山。標高五二〇メートル。「封内風土記」に「鎌倉山、古来之名也、不詳其所以然也」とある。削立する巌壁が頂上までに及ぶ怪異な姿の山塊で、人々の眼を惹く。山には次の伝説がある。鎌倉権五郎景政が陣を布いたところで、景政が敵将鳥海弥三郎の矢を右眼に受け、近くの天沼でその矢を抜き傷を洗った。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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鎌倉山
かまくらやま
歌舞伎・浄瑠璃の外題。- 初演
- 寛政12.9(大坂・いなり社)
出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報
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出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
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出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報
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世界大百科事典(旧版)内の鎌倉山の言及
【鎌倉[市]】より
…61年大船駅から湘南モノレールが湘南江の島まで開通し,沿線の旧大船町,深沢村,腰越地区の宅地化が急速に進んだ。七里ヶ浜背後に高級別荘地として開発された鎌倉山一帯もその南斜面が60年代以降,宅地化された。旧大船町地区のうち大船駅周辺は,第2次大戦中から京浜工業地帯の延長として工業化が進み,市内の事業所の半数以上がここに集中している。…
※「鎌倉山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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