鎌掛宿(読み)かいがけしゆく

日本歴史地名大系 「鎌掛宿」の解説

鎌掛宿
かいがけしゆく

[現在地名]日野町鎌掛

鎌掛村に設けられた御代参ごだいさん街道の宿。御代参街道は延宝六年(一六七八)四月清浄光しようじようこう(現神奈川県藤沢市)の遊行上人の通行契機となって整備されたが、そのときに街道筋の八日市村、岡本おかもと(現蒲生町)石原いしはら村とともに鎌掛村が常設の人馬継立を行う脇宿に指定されて成立(金屋共有文書)。鎌掛村では享保九年(一七二四)に他宿への助郷免除を受けた代りに、当宿の人馬継立は鎌掛村のみで行った(鎌掛共有文書)。文政一二年(一八二九)の年間継立延べ数は人足四千一九五人、馬七一一匹と記録され、病人や盲目者、路銭を持たない独り旅の者に対する宿代や米代銀一二七匁を村人の合力で支出している(同文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む