普及版 字通 「鐐」の読み・字形・画数・意味
鐐
20画
[字訓] しろがね・あしかせ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(りよう)。の初文はに作り、庭燎(にわび)。明るく、めぐらすものをいう。〔説文〕十四上に「白金なり」、〔爾雅、釈器〕に「白金、之れを銀と謂ふ」とみえ、光沢のある金をいう。また刑具として用いる足の鎖をいう。鉄を連環して作るもので、それは繚繞(りようじよう)(めぐらす)の意をとるものであろう。
[訓義]
1. しろがね、銀色の美金。
2. あしかせ。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕鐐 比良加祢(ひらかね)〔名義抄〕鐐 ヒラカネ・クツバミ 〔立〕鐐 シロカネナリ・ワニクチ・ヒラカネ
[熟語]
鐐金▶・鐐子▶・鐐質▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報