普及版 字通 「鐫」の読み・字形・画数・意味
鐫
21画
[字訓] のみ・きる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は雋(しゆん)。〔説文〕十四上に「木を破りて鐫(ゑ)るなり」とあり、木をつのみをいう。また「一に曰く、石をするなり」とあり、〔方言、二〕に「(たく)するなり。晉・趙にては之れを鐫と謂ふ」とみえ、玉石についてもいう。降職の意などにも用いる。
[訓義]
1. のみ、きり。
2. きる、きざむ。
3. うがつ、える、えぐる。
4. しりぞける、降職、貶。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕鐫 ヱル 〔字鏡集〕鐫 キサケカタナ・ヱル
[熟語]
鐫印▶・鐫肝▶・鐫級▶・鐫金▶・鐫刻▶・鐫▶・鐫切▶・鐫説▶・鐫汰▶・鐫題▶・鐫琢▶・鐫▶・鐫▶・鐫黜▶・鐫罰▶・鐫喩▶・鐫鏤▶・鐫勒▶
[下接語]
玉鐫・金鐫・細鐫・鐫・雕鐫・磨鐫
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報