日本歴史地名大系 「長刀堀」の解説 長刀堀なぎなたぼり 岐阜県:岐阜市加納町長刀堀[現在地名]岐阜市加納長刀堀加納城の西側に位置する同城の外堀。元禄八年(一六九五)頃の町絵図(太田家蔵)によると、加納城の西側に南北に長く延び、北は壱町目の町裏に及ぶ。幅二二間余・長さ六六〇間余で、清冽な湧水に満ちた堀であった(加納町史)。堀の西側に片側町の長刀堀町があり、中門・南門で結ばれた。南門より南は幅が広くなり、葦が茂っていたという(同書)。当堀から下流の新(しん)川を経て大野湊に至り、荒田(あらた)川から長良川に通じ、伊勢桑名に出ることができた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by