長友村(読み)ながともむら

日本歴史地名大系 「長友村」の解説

長友村
ながともむら

[現在地名]いわき市四倉町長友よつくらまちながとも

仁井田にいだ川右岸にあり、南は名木なぎ村、東は戸田とだ村、北は玉山たまやま村。地内の長隆ちようりゆう寺蔵の永禄一二年(一五六九)六月一日の長友地蔵錫杖銘に「大地蔵菩薩 長友之村 本願行海十穀 造工 源一郎」とある。磐城郡に属した。近世領主変遷は磐城平藩領から延享四年(一七四七)幕府領、寛延二年(一七四九)常陸笠間藩領、安永六年(一七七七)幕府領、翌七年磐城平藩預、寛政二年(一七九〇)以降笠間藩領。文禄四年(一五九五)の四郡検地高目録に「なかとも」とあり、高七一二石余。慶長一三年(一六〇八)の岩城領分定納帳(内藤家文書)では高六四五石余。正保郷帳では田方五五三石余・畑方九二石余。元禄郷帳では長友村は高六四七石余、枝郷おき村は高一二三石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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