日本歴史地名大系 「長安寺村」の解説 長安寺村ちようあんじむら 兵庫県:篠山市旧丹南町地区長安寺村[現在地名]篠山市長安寺大山中(おおやまなか)村の東部に位置し、池尻(いけじり)川・薬師(やくし)川が流れる。中世は町(ちよう)ノ田(た)などとともに大山庄内の池尻村に比定され、また東部は同庄内の賀茂茎(かもがくき)谷に比定される。内垣内坪(うちがいちつぼ)にあった長安寺は大山城主中沢氏の菩提寺であったが、天正六年(一五七八)に織田信長の丹波攻略により同城とともに破却されたという。承応三年(一六五四)頃に大山中村から分立したという。明和六年(一七六九)の古高新高村分帳(杉本家文書)では古高一二三石余・新高九八石余。 長安寺村ちようあんじむら 奈良県:大和郡山市長安寺村[現在地名]大和郡山市長安寺町佐保川西部、額田部(ぬかたべ)村東北方に所在。慶長六年(一六〇一)正月の片桐市正知行書立(譜牒余録)に「一弐百卅九石弐斗五升 ちやわんし村」とあり、慶長郷帳には茶椀寺村とあてている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報