日本歴史地名大系 「長尾金山」の解説 長尾金山ながおきんざん 長野県:南佐久郡川上村梓山村長尾金山[現在地名]川上村秋山・梓山武田氏領有の頃、金峰(きんぽう)山下において盛んに採掘し、この頃「梓山(あずさやま)千軒 川端下(かわはけ)千軒」も小屋があったと伝える。文書には川端下長尾金山などともあるから、秋山(あきやま)と梓山の入会地の梓久保(あずさくぼ)にあったが、川端下も関係している。元和八年(一六二二)の徳川忠長領の時の佐久郡高書上(柳沢文書)には「金山場所之事 あつさ山 家数廿九間(軒) 川端下 同十間 但シ丑年ヨリ以来十ケ年金出不申候」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by