長山(読み)ちょうざん

精選版 日本国語大辞典 「長山」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐ざんチャウ‥【長山】

  1. 〘 名詞 〙 長く続いている山。連山
    1. [初出の実例]「無情湖水誰遺迹、憶昔、長山臥翠微」(出典菅家文草(900頃)五・徐公酔臥詩)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本歴史地名大系 「長山」の解説

長山
ながやま

[現在地名]勝山市長山町一丁目

勝山城跡の東約〇・八キロの地にある丘陵。嘉永元年(一八四八)勝山藩家老林毛川は、藩政改革の一環として武備の充実をはかり、元来町家の持山ながら藩の御鉄炮場とされていたこの地に武術稽古場講武台を設けることにした。まず長山を町家から取上げて着工。藩は人足を町方・村方ともに一軒に一人ずつ割当て、さらに近郊の幕府領や他藩領の農民にも協力を求めた。また勝山地方の真宗寺院の触頭である尊光そんこう寺にも応援を求め、「尊光寺より御頼」として人足集めが行われ、それらの力によって講武台は同五年に完成した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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