長岡慶信(読み)ナガオカ ケイシン

20世紀日本人名事典 「長岡慶信」の解説

長岡 慶信
ナガオカ ケイシン

大正・昭和期の僧侶 真言宗豊山派管長。



生年
明治21(1888)年9月18日

没年
昭和49(1974)年7月2日

出生地
群馬県勢多郡

学歴〔年〕
豊山大学〔大正4年〕卒

経歴
15歳で東京の真言宗城官寺中村敞信の徒弟に。大正11年真言宗豊山派宗会議員に当選、副議長。昭和17年菩提院結衆、21年集議、40年長谷寺化主同派管長となった。東京仏教団理事長、日本仏教協会副会長も務め、東京与楽寺住職。童話家として「父をたずねて三千里」など名作を書き、昭和10年には大村桂巌と「教育と宗教」を出版、井上哲次郎らと宗教教育の行脚をするなど、活発な宗教活動を行った。著書に「密教概説」「即身成仏の教え」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「長岡慶信」の解説

長岡慶信 ながおか-けいしん

1888-1974 大正-昭和時代の僧。
明治21年9月18日生まれ。真言宗。15歳のとき中村敞信に師事し得度。豊山(ぶざん)大在学中から児童教化につくす。昭和20年東京仏教団理事長,40年豊山派管長,長谷寺能化(のうけ)となる。童話作家として「父をたずねて三千里」などをあらわす。昭和49年7月2日死去。85歳。群馬県出身。著作に「密教概説」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例