河東碧梧桐(かわひがしへきごとう)の紀行文。1910年(明治43)金尾文淵堂刊。1906年夏、東京出発、東北・北海道方面を巡り、翌年冬いったん帰京、その紀行文が本書である。著者の新傾向俳句運動の展開、各地での俳三昧(ざんまい)や著者の俳論がうかがわれるとともに、各地の文化、風土の観察が興趣をそそる。また、09年春から中部・山陰地方を遍歴した紀行が『続三千里』上巻(1914刊)であり、九州、沖縄、四国、山陽、近畿、東海道を経て11年帰京するまでの紀行は講談社版『続三千里』に所収されている。
[伊澤元美]
『『三千里』上下(1973・講談社)』▽『『続三千里』上中下(1974・講談社)』
二十四節気の一つで,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) として四季の中央におかれた中気。元来,春分は太陰太陽暦の2月中 (2月後半) のことで,太陽の黄経が0°に達した日 (太陽暦の3月 2...