長崎庄(読み)ながさきのしよう

日本歴史地名大系 「長崎庄」の解説

長崎庄
ながさきのしよう

坂井平野の中央部、長崎付近に比定される四条家あるいは奈良興福寺領の荘園。御挙状等執筆引付(大乗院文書)にみえる文和元年(一三五二)興福寺別当孝覚御教書に

<資料は省略されています>

とある。次いで「経覚私要鈔」「大乗院寺社雑事記」に当庄の名が散見されるが、「雑事記」の文明一一年(一四七九)一二月一三日条に「光明院領者、越前国大野郡(坂井郡)長崎庄四条家領也、各如無」とみえ、また延徳三年(一四九一)一二月一八日条に「自四条殿被申越前国長崎庄年貢間事、申遣光明院了」とみえるように、四条家領とも光明こうみよう院領とも記述されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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