長森藤吉郎(読み)ナガモリ トウキチロウ

20世紀日本人名事典 「長森藤吉郎」の解説

長森 藤吉郎
ナガモリ トウキチロウ

明治・大正期の実業家 東京地裁検事正。



生年
万延1年12月28日(1861年)

没年
大正9(1920)年6月30日

出身地
肥前国佐賀(佐賀県)

旧姓(旧名)
野田

学歴〔年〕
帝国大学

経歴
野田素平の二男に生まれ、のち長森敬斐の養子となる。帝国大学で法律学を修めて検事となり、東京地裁検事正に進む。明治34年司法官増俸案否決に抗議して司法官が同盟辞職した際に、責任を問われ免職となったが、同年大蔵省官房長に就任。のち実業界に転じ、東洋硝子製造専務、満韓塩業取締役などを務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「長森藤吉郎」の解説

長森藤吉郎 ながもり-とうきちろう

1861*-1920 明治-大正時代官僚,実業家。
万延元年12月28日生まれ。帝国大学を卒業し検事となり,東京地方裁判所検事正にすすむ。明治34年司法官増俸案否決に抗議して司法官が同盟辞職したとき,責任をとわれ免職。同年大蔵省官房長。のち東洋硝子(ガラス)製造,満韓塩業の役員をつとめた。大正9年6月30日死去。61歳。肥前佐賀出身。本姓は野田。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例