日本歴史地名大系 「長清寺」の解説 長清寺ちようせいじ 鳥取県:東伯郡泊村泊村長清寺[現在地名]泊村泊泊の集落の南方に位置する。海雲山と号し、曹洞宗。本尊釈迦如来。河口(かわぐち)城主山名氏が城地の南東に菩提所として建立したのに始まる。開祖は機堂長応とされ、越前国慈眼(じげん)寺(現福井県今庄町)の末であった。一世華翁順侃は、享禄四年(一五三一)泊に法大寺、石脇(いしわき)に祥音寺、松崎(まつざき)(現東郷町)に中興(ちゆうこう)寺、宮内(みやうち)(現同上)に龍徳(りゆうとく)寺を建立したといわれる。河口城落城の折、兵火に遭い伽藍は残らず焼失、後年同地は牛馬を放牧する所になったという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by