日本歴史地名大系 「長瀬B遺跡」の解説 長瀬B遺跡ながせBいせき 岩手県:二戸市米沢村長瀬B遺跡[現在地名]二戸市米沢 長瀬馬淵(まべち)川によって形成された米沢(まいざわ)段丘(中位段丘)上の東縁辺部にある。標高約一二〇メートル。調査は昭和五一年(一九七六)と翌五二年に行われ、縄文時代の竪穴住居跡五棟・炉跡二基・土壙一三基・落し穴状遺構八基、古代の竪穴住居跡三二棟・竪穴状遺構四棟・掘立柱建物跡二棟・土壙八基・周溝二基、近世の土壙墓一四基などが検出された。遺構の検出面はいずれも十和田(とわだ)火山の火山灰層によって層位関係が明瞭にとらえられた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by