長講会(読み)チョウコウエ

デジタル大辞泉 「長講会」の意味・読み・例文・類語

ちょうこう‐え〔チヤウコウヱ〕【長講会】

長講法会ほうえ
陰暦6月4日の伝教でんぎょう大師最澄忌日に、比叡山で営む法華経講論。伝教会。 夏》

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精選版 日本国語大辞典 「長講会」の意味・読み・例文・類語

ちょうごう‐えチャウゴウヱ【長講会】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ぢょうごうえ」とも )
  2. 仏語。延暦寺興福寺などで法華経などを講説した法会。年々毎日行なわれたが、のちには期限が設けられた。長講。
    1. [初出の実例]「長講会 右承和十三年歳次丙寅、故太政大臣贈正一位美濃忠仁公、奉為先考先妣忌日、於興福寺修長講会也。首尾卅箇日焉」(出典:興福寺縁起(900))
  3. 陰暦六月四日の伝教大師(最澄)の忌日に、比叡山東塔浄土院で行なう法華経の講論。伝教会、山家会などともいう。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「大師忌〈弘仁十三年今日入滅叡山修之是称長講会〉」(出典:日次紀事(1685)六月四日)

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