長谷川民之助(読み)ハセガワ タミノスケ

20世紀日本人名事典 「長谷川民之助」の解説

長谷川 民之助
ハセガワ タミノスケ

大正・昭和期の社会運動家 日本共産党名誉愛知県委員。



生年
明治40(1907)年1月12日

没年
(没年不詳)

出生地
愛知県名古屋市昭和区川名本町

学歴〔年〕
小学校卒

経歴
人力車夫の子として生まれ、12人兄弟の1人として赤貧の中で育つ。小学校を出て会社の給仕、旋盤工などを転々としてゴーリキー啄木を読みふけり、社会的義憤からロシア革命思想傾斜。大正15年労働農民党に入党。昭和3年21歳で共産党に入党。「3.15事件」での検挙を初めとし獄中生活11年を送る。戦後、共産党に再入党、愛知県委員、東海地方委員、三重県委員長などを歴任した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「長谷川民之助」の解説

長谷川民之助 はせがわ-たみのすけ

1907-1987 大正-昭和時代の社会運動家。
明治40年1月12日生まれ。大正14年日本労働組合評議会中部地方評議会常任委員となり,名古屋地方の労働争議にかかわる。昭和3年共産党に入党,三・一五事件で懲役3年,12年の人民戦線事件で検挙。戦後は共産党三重県委員長などをつとめた。昭和62年2月11日死去。80歳。愛知県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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