精選版 日本国語大辞典 「閉所恐怖」の意味・読み・例文・類語 へいしょ‐きょうふ【閉所恐怖】 〘 名詞 〙 閉めきった場所を恐れる神経症。閉室恐怖。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
改訂新版 世界大百科事典 「閉所恐怖」の意味・わかりやすい解説 閉所恐怖 (へいしょきょうふ)claustrophobia 閉ざされた出口のないような狭い空間(例えば電車や飛行機の中)に対する病的なおそれ。西欧語は〈かんぬき〉を意味するラテン語claustrumと〈恐怖〉を意味するギリシア語phobosの合成にもとづく。このような恐怖を抱く人には,急行を避けて各駅停車の乗物に乗ったり,劇場では出口の近くに座るなどの行動がみられる。閉所恐怖は,同じく状況恐怖の一つである広場恐怖とともに神経症の症状と考えられる。執筆者:下坂 幸三 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報