デジタル大辞泉 「開け合はす」の意味・読み・例文・類語 あけ‐あわ・す〔‐あはす〕【開け合はす】 [動サ下二]あちらの戸とこちらの戸をともに開ける。両方の戸を開ける。「局つぼねの隔てなる遣り戸を―・せて物語などし暮らす日」〈更級〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「開け合はす」の意味・読み・例文・類語 あけ‐あわ・す‥あはす【開合】 〘 他動詞 サ行下二段活用 〙① あちらとこちらの戸を互いにしめし合わせて開ける。隔ての戸などを双方で気をそろえて開ける。[初出の実例]「中の塗籠(ぬりごめ)の戸あけあはせて、わたり給へる」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕霧)② 部屋の隔ての戸を開けて二つの部屋を一つにする。[初出の実例]「人すくなき時は、このふたま、おほかるをりは、西のひとまをあけあはせて」(出典:たまきはる(1219)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例