開渠(読み)カイキョ

デジタル大辞泉 「開渠」の意味・読み・例文・類語

かい‐きょ【開×渠】

ふたをしていない水路。⇔暗渠あんきょ
鉄道軌道の下を横切る水路または道路で、横断部分に覆いのないもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「開渠」の意味・読み・例文・類語

かい‐きょ【開渠】

〘名〙
上部をあけはなしたままで、おおいのない水路。
※人の子にねぐらあり(1954)〈清水一〉畳について「その工場の排水用開渠には、真菰が寄り合って、風にそよいでゐる」
② 鉄道や軌道が上を横断する水路や道路などで、その横断部分に特におおいの設けてないもの。二メートル以上にわたるものは鉄橋と称する。
船渠(せんきょ)(=ドック)を新しく開設すること。
大阪朝日新聞‐明治三八年(1905)八月一〇日「新に七千噸の浮船渠を備へたる兵庫和田岬の三菱造船所は八日午後開渠式を挙行したり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android