精選版 日本国語大辞典 「開顕」の意味・読み・例文・類語 かい‐けん【開顕】 〘 名詞 〙 仏語。天台宗で説く法華経の主意。従来の説き方が権(ごん)(仮の方便)であることを打ちあけて真実を顕(あら)わし示すこと。法華経で、初めて仏の真実の教えが顕わされたということ。→開権顕実(かいごんけんじつ)・開三顕一(かいさんけんいち)。[初出の実例]「二乗凡夫等前四味於縁漸々来二至法華一顕二種子一遂二開顕一機是也」(出典:日蓮遺文‐観心本尊抄(1273)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例