開顕(読み)カイケン

デジタル大辞泉 「開顕」の意味・読み・例文・類語

かい‐けん【開顕】

開権顕実かいごんけんじつ」の略。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「開顕」の意味・読み・例文・類語

かい‐けん【開顕】

  1. 〘 名詞 〙 仏語天台宗で説く法華経主意従来の説き方が権(ごん)(仮の方便)であることを打ちあけて真実を顕(あら)わし示すこと。法華経で、初めて仏の真実の教えが顕わされたということ。→開権顕実(かいごんけんじつ)開三顕一(かいさんけんいち)
    1. [初出の実例]「二乗凡夫等前四味於縁漸々来至法華種子開顕機是也」(出典:日蓮遺文‐観心本尊抄(1273))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android