間子船(読み)あいのこぶね

精選版 日本国語大辞典 「間子船」の意味・読み・例文・類語

あいのこ‐ぶねあひのこ‥【間子船】

  1. 間子船〈淡路島草香神社 船絵馬より〉
    間子船〈淡路島草香神社 船絵馬より〉
  2. 〘 名詞 〙 明治後半から大正期にかけ用いられた和洋折衷型帆船。明治二〇年(一八八七)から和船の五百石積み以上の製造が禁止されたため、和船の船大工が西洋型帆船の長所を採り入れて造ったもので、沿岸航路用荷船として、多数使われた。
    1. [初出の実例]「小川家は先代からの船主で〈略〉可也(かなり)の合子船(アヒノコブネ)七艘を持って居て」(出典帰去来(1901)〈国木田独歩〉一三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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