関敬吾(読み)セキ ケイゴ

20世紀日本人名事典 「関敬吾」の解説

関 敬吾
セキ ケイゴ

昭和期の民族学者,民話学者 元・東京学芸大学教授;元・東洋大学教授。



生年
明治32(1899)年7月15日

没年
平成2(1990)年1月26日

出生地
長崎県南高来郡小浜村(現・小浜町)

学歴〔年〕
東洋大学文学部文化学科〔大正13年〕卒,東京外国語学校専修科独逸語科卒

学位〔年〕
文学博士(東洋大学)〔昭和37年〕

主な受賞名〔年〕
柳田賞(第16回)〔昭和52年〕「日本の昔話―比較研究序説」

経歴
東洋大卒業後、東大図書館洋書部に勤務。その間、柳田國男を知って民間伝承会に加わり、各地の昔話を採集する。昭和25年「日本伝説名彙」を刊行、さらに25年から32年にかけて「日本昔話集成」全6巻を刊行した。ほかに「昔話」「民俗学方法論」、「関敬吾著作集」(全9巻 同朋舎)などの著書がある。22年国立音楽大学教授、31年東京学芸大学教授、41年東洋大学教授、口承文芸学会会長を歴任

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「関敬吾」の解説

関敬吾 せき-けいご

1899-1990 昭和時代の民俗学者。
明治32年7月15日生まれ。柳田国男師事,民間伝承の会に参加。各地の昔話を採集,日本民話の体系的分類をおこなった。東京学芸大教授,東洋大教授,口承文芸学会会長。平成2年1月26日死去。90歳。長崎県出身。東洋大卒。著作に「日本昔話集成」「民話」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「関敬吾」の解説

関 敬吾 (せき けいご)

生年月日:1899年7月15日
昭和時代の民俗学者。東京学芸大学教授;東洋大学教授
1990年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の関敬吾の言及

【民話】より

…民話ということばは,関敬吾の《島原半島民話集》(1935)が初出である。しかし,当時〈昔話〉を術語として確立しようとしていた柳田国男はこれを批判し,1948年《日本昔話名彙》を刊行するにいたって,〈昔話〉という術語が確立された。…

※「関敬吾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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