関藤謙治(読み)セキトウ ケンジ

20世紀日本人名事典 「関藤謙治」の解説

関藤 謙治
セキトウ ケンジ

明治〜昭和期の実業家 井笠鉄道社長。



生年
明治8年9月15日(1875年)

没年
昭和39(1964)年8月2日

出生地
岡山県小田郡今井村(現・笠岡市)

学歴〔年〕
笠岡町立高等小学校卒

経歴
明治41年井原笠岡軽便鉄道の設立参画。同社が井笠鉄道株式会社に改組したのち、昭和9年に同社取締役となり、経営と社業の発展に辣腕を振るった。16年には同社長に就任、鉄道・バス事業で確固たる経営を行い、戦中戦後の混乱期を切り抜けた。32年に引退。また、戦後は井原・笠岡実業界のリーダーとして笠岡港の整備や富岡湾の干拓などに協力し、同地方産業・経済急伸の原動力となった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「関藤謙治」の解説

関藤謙治 せきとう-けんじ

1875-1964 明治-昭和時代の実業家。
明治8年9月15日生まれ。41年岡山県で井原笠岡軽便鉄道(のちの井笠鉄道)の設立に尽力し,昭和16年社長となる。笠岡湾の浚渫(しゅんせつ),防波堤築造,富岡湾の干拓などに協力し,井原・笠岡地区の経済発展につくした。昭和39年8月2日死去。88歳。岡山県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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