閻魔鳥(読み)エンマチョウ

デジタル大辞泉 「閻魔鳥」の意味・読み・例文・類語

えんま‐ちょう〔‐テウ〕【×閻魔鳥】

地獄めぐりからくりの中で、罪人を追いつめる、作り物の鳥。寛文(1661~1673)のころ評判になった。
一年は―とて作り物珍しく」〈浮・永代蔵・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「閻魔鳥」の意味・読み・例文・類語

えんま‐ちょう ‥テウ【閻魔鳥】

〘名〙 寛文(一六六一‐七三)頃、江戸堺町の見世物小屋に出された作り物の鳥。
浮世草子懐硯(1687)一「小芝居播磨六道(からくり)閻魔鳥(ヱンマテウ)は是じゃと」

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