闡揚(読み)せんよう

精選版 日本国語大辞典 「闡揚」の意味・読み・例文・類語

せん‐よう‥ヤウ【闡揚】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「闡」は、開いて明らかにすること ) はっきりとあらわすこと。あきらかに示すこと。闡明
    1. [初出の実例]「闡揚仏法。聖朝上願。方今人情稍薄。釈教陵遅」(出典続日本紀‐霊亀二年(716)五月庚寅)
    2. 「其新理論を発揮して自然の幽光を闡揚せるものは」(出典:真善美日本人(1891)〈三宅雪嶺〉日本人の任務)
    3. [その他の文献]〔顔延之‐皇太子釈尊会作詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「闡揚」の読み・字形・画数・意味

【闡揚】せんよう(やう)

明らかにする。〔晋書、孫楚伝〕(上言)戰攻取の勢、混一の威は、五伯の事、韓(信)・白(起)の功のみ。禮を制し樂を作り、を闡揚するは、甫(はじ)めて是れ士人筋力を出だすの秋(とき)なり。伏して願はくは、陛下狂夫の言に擇べ。

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