阪南町(読み)はんなんちよう

日本歴史地名大系 「阪南町」の解説

阪南町
はんなんちよう

面積:三六・四三平方キロ

大阪府の南西端部に位置する。東は泉南市、西はみさき町、南は和歌山県和歌山市および同県那賀なが岩出いわで町。北は大阪湾に臨む。町の南部は和泉山脈から派生する山地および丘陵地帯で、平地は北部海岸線と北東部男里おのさと川およびその支流域に広がる。海岸線を南海電鉄本線が通り、南東部、ほぼ紀州街道に沿って国鉄阪和線が通り、大阪市と和歌山市を結ぶ。国道二六号は町域に入って北に向きをかえ、府道堺―阪南線を合せて海岸沿いに南下、また町内自然田じねんだから和歌山方面へ阪和自動車道が開通している。尾崎おざきを中心として紡織工業が発達、また豊富な粘土を利用しての和泉瓦の生産も盛んであった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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