精選版 日本国語大辞典 「阿伏兎」の意味・読み・例文・類語 あぶと【阿伏兎・阿武戸】 広島県東部、沼隈半島の岬。田島との間に阿伏兎瀬戸をつくる。毛利輝元の建立になる磐台寺(阿伏兎観音)がある。観音崎。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「阿伏兎」の意味・わかりやすい解説 阿伏兎あぶと 広島県南東部、福山(ふくやま)市南部にある沼隈(ぬまくま)半島先端の岬。鞆ノ浦(とものうら)に近く、ともに瀬戸内海国立公園に含まれる。岬上の阿伏兎観音は正式には磐台寺(ばんだいじ)といい、元亀(げんき)年間(1570~1573)に毛利輝元(もうりてるもと)が観音堂を創建したという。観音堂は国の重要文化財で、海中より得たという本尊の観音石像は子宝安産の神として広く信仰されている。また客殿は県重要文化財に指定されている。JR福山駅からバスが通じる。8月に阿伏兎祭花火大会が行われる。[北川建次][参照項目] | 沼隈 | 福山(市) 歌川広重『六十余州名所図会 備後 阿武… 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例