阿多田古墳(読み)あただこふん

日本歴史地名大系 「阿多田古墳」の解説

阿多田古墳
あただこふん

[現在地名]平生町大字佐賀 阿多田

熊毛くまげ半島の基部、平生湾頭に浮かぶ古島嶼の最頂に築かれた五世紀の小規模な前方後円墳。東方約一キロの同じく古島嶼に神花山じんがやま古墳が並ぶ。両古島嶼とも現在は陸続きとなり、小半島化している。大正二年(一九一三)弘津史文によって古墳の存在が報告されているが、その後発掘調査はなされていない。主軸を東西方向にとり、全長約四〇メートル、後円部径約二四メートル、高さ約三・五メートル。地山を削出したのち、わずかに盛土を施し、墳丘かたちどる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android